Kindle Unlimitedは育児本に強い?欠点も正直レビュー

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我が家の本棚には、読まれていない育児本が5冊くらい刺さっています。

しかも全部、私が「これだ!」と思って買ったやつ。表紙は覚えてる。中身は覚えてない。だって、買った時点で私の体力は使い切られているんですよね。

3歳の娘(元発達グレー、現在は起きている間ずっと喋っている)と5歳の息子(仏)を保育園に送って、フルタイムで働いて、帰って夕飯出して風呂に入れて寝かしつけて、そこでもう22時。そこから本?無理です。私が欲しかったのは知識じゃなくて休憩時間だったんだと、途中で気づきました。

そんな私がKindle Unlimitedを使い始めて1年ちょっと。結論から言うと、月額980円で「本が読める」というより「隙間3分が読書時間に変わった」という感覚です。

ただ、めちゃくちゃ残念なところもあります。そこを隠して「最高です!」って書いてもママ友に嘘つくみたいで嫌なので、先にデメリットからいきます。

目次

先に言います。Kindle Unlimitedをおすすめしない人

Kindle Unlimitedは月額980円(税込)で500万冊以上が読み放題という、数字だけ見ると頭がおかしいサービスです。でも「読み放題」の4文字を素直に信じて登録すると、たぶん3日でイライラします。

私も最初にがっかりしました。ここは正直に書いておきたいところ。

該当する人は、たぶん登録しても解約します。時間もお金ももったいないので、先に見てください。

漫画を全巻読破したい人は絶望します

これが一番の落とし穴。

Kindle Unlimitedの漫画は、多くの作品が1巻だけ読み放題対象で、2巻から普通に有料です。出版社側からすると読み放題は巨大な試し読みコーナーなので、まあそういう設計になるよね、とは思います。

でも読者としては地獄です。私、深夜に1巻読み終わって「よし2巻」って押した瞬間に決済画面が出てきて、静かにスマホを裏返しました。あの気持ち、味わってほしくない。

「980円で漫画を無限に読むぞ」という目的なら、素直に漫画専門の読み放題を選んだほうが幸せです(後半の比較表に入れています)。

置ける本は20冊まで。積読が物理的に不可能

Kindle Unlimitedでダウンロードして手元に置けるのは、同時に20冊まで。21冊目を読みたければ、既に持っている20冊のどれかを「利用を終了」して返さないといけません。

図書館の貸出上限と同じ仕組みですね。ちなみに普通に買ったKindle本はこの20冊にカウントされないので、そこは安心。

これ、デメリットとして書かれることが多いんですが、私は途中から気にならなくなりました。理由は後で書きます。ただ「気になった本を全部ダウンロードして手元にコレクションしたい」タイプの人にはストレスだと思います。

読み放題の本を探すのが、地味にめんどくさい

Amazonの検索窓に「育児本」って入れると、読み放題の本と有料の本が混ざって出てきます。読み放題だけ見たいときは、検索したあとにフィルタを開いて「Kindle Unlimited」にチェックを入れる、というひと手間が毎回必要です。

正直これ、わざとやってるでしょ、と思ってます。有料の本を混ぜておけば、無料の本を探してるうちにポチっちゃう人がいるわけで。商売上手すぎる。

あと、読み放題の対象作品は入れ替わります。「あとで読もう」とほしい物リストに入れておいた本が、次に見たら対象外になっていることもあります。気になったら即ダウンロード、が正解です。

それでも私が解約してない、育児本との相性がいい理由

ここまで散々書いておいて何なんですが、私は解約していません。1年以上続いてます。三日坊主の女王がですよ。

理由は、Kindle Unlimitedが「漫画を全巻読むサービス」としてはイマイチな一方で、「育児本や実用書をつまみ食いするサービス」としてはめちゃくちゃ強いからです。

そして育児本って、実は電子書籍向きなんです。ここに気づいてから、980円の意味が完全に変わりました。

表紙が見えない。レジも、本棚も気にしなくていい

これ、いちばん人に言いたかったことです。

娘が2歳半くらいの頃、私は子どもの発達に関する本を買いたくて、でも買えませんでした。書店のあの棚の前に立つのがしんどかった。誰も見てないってわかってるのに、レジに持っていくのが嫌でした。あと、リビングの本棚にその手の背表紙が並ぶのも、なんとなく嫌でした。夫は理系で全然気にしないタイプなんですが、それは夫の話であって、私の気持ちは私のものなので。

電子書籍だと、表紙が誰の目にも入りません。スマホの画面の中で完結します。レジもない。本棚もない。誰にも説明しなくていい。

この「気まずさゼロ」が、私にとってはサブスク代の半分以上の価値でした。ガジェットブログにはたぶん書いてないポイントだと思います。

待ち時間が、全部読書時間になる

ワーママに「読書の時間」なんてブロックは存在しません。あるのは細切れの待ち時間だけ。

小児科の待合室。予防接種の順番待ち。習い事の送迎の車内。子どもが寝落ちしそうで身動きできない寝室(照明つけられないやつ)。あと、たまに勝手に長引く会議。

スマホ1台あれば、この全部が読書時間になります。しおりの位置は端末をまたいで同期されるので、スマホで3ページ読んで、夜にタブレットで続きから、が普通にできます。

紙の本だと「今から読むぞ」という意思決定が必要でしたが、電子だと意思決定がいりません。ロック解除のついでに読める。この差はでかいです。

「合わなかった本」を3ページで返却できる。罪悪感ゼロ

さっき20冊制限をデメリットとして書きましたが、私はこの仕組みのおかげで読書が続きました。

紙の本で1,600円払うと、「合わなかった」と思っても最後まで読もうとしちゃうんですよね。もったいないから。で、読み進められなくて、罪悪感だけ残って本棚に刺さる。あの5冊のことです。

読み放題だと、3ページで「あ、これ今の私には合わない」と思ったら即返却できます。追加料金なし、罪悪感なし。合わない本を閉じられるようになって、はじめて私は本を読めるようになりました。

週末に気になった本を10冊くらいダウンロードして、平日にちょっとずつ開いて、合わないやつは返す。この雑な運用が、いちばん続いています。この読み方ができるかどうかだけでも、30日の無料体験で試す価値はあると思います。

我が家の場合:気持ちが軽くなった本の探し方

ここは、同じような状況の方に向けて書きます。あくまで我が家の話なので、参考程度に。

娘は1歳半健診と3歳健診でひっかかって、いわゆる発達グレーと言われる時期がありました。今は保育園で誰よりも喋っていますが、当時は言葉が出ず、私はスマホで検索しては落ち込む夜を大量に過ごしました。

そのとき助かったのは、ネットの断片情報じゃなくて、1冊まとまった本だったなと今は思います。検索は不安を煽る順に並ぶけど、本は最後まで話を聞いてくれる。

検索窓に入れているキーワード

読み放題の中から探すときは、書名じゃなくて悩みの言葉で検索するのがコツです。私がよく入れているのはこのあたり。

かんしゃく/声かけ/伝え方/感覚/こだわり/切り替え/ペアレントトレーニング/モンテッソーリ/保育士/子どもの気持ち

検索したら必ずフィルタで「Kindle Unlimited」を絞る。これを忘れると有料の本ばかり見て時間が溶けます。どんな本が対象になっているかは、読み放題のラインナップを眺めてみるのが早いです。

あと地味に効くのが、雑誌カテゴリ。子育て系の雑誌が読み放題に入っていることがあって、特集ページだけ流し読みするのに向いています。文字量が少ないので、疲れてる日でも読める。疲れてる日の私に必要なのは、正しい情報より読める文字数でした。

私が救われたのは「解決法」より「同じ人がいる」だった

正直に言うと、当時読んだ本のおかげで娘の言葉が出た、みたいな話ではありません。そんなに単純じゃないし、そういう書き方はしたくない。

私に効いたのは、こういう子がいます、こういうふうに困っている親がいます、と書いてある本を読んだときの「あ、私だけじゃない」でした。それだけで、翌朝の娘への声のトーンが変わった。それは間違いなく子どもに影響したと思っています。

だから私は、育児本を「正解を教わるもの」じゃなくて「深夜に話を聞いてもらうもの」として使ってます。読み放題だと、そういうつまみ食いの読み方が許されるのがいい。1冊1,600円だと許してもらえない読み方なんですよね。

ひとつだけ。本はお医者さんや専門家の代わりにはなりません。気になることがあるときは、自治体の相談窓口やかかりつけの先生に話すのがいちばん早いです。私も結局そうしました。本は、その順番待ちの間に自分の心を保つためのものでした。

料金とキャンペーンの正直なところ

Kindle Unlimitedの通常料金は月額980円(税込)です。

育児本や実用書は1冊1,500〜2,000円くらいするので、月に1冊まるっと読めば元は取れる計算。私はコンビニのアイスコーヒーを月に6杯我慢すればいいや、という換算で登録しました(結局飲んでるけど)。

「あなたへの特別プラン」が人によって違う理由

登録ページを開くと、人によって「2か月99円」とか「3か月199円」みたいな特別プランが出てきます。これ、全員同じではありません。

Amazonが過去の利用履歴や購買傾向を見て、その人を会員にするのに必要な最小限の割引を出してくる仕組みらしいです。だからママ友が「3か月99円だったよ」と言っていても、自分には通常料金しか出てこないことがあります。

無料体験やキャンペーンを最近使った人は対象外になりやすいので、そこは仕方なし。逆にしばらく離れていた人には、けっこう強めのオファーが出ることがあります。

自分にどのプランが出ているかは、公式ページを開いた瞬間にわかります。ここは見るだけタダなので、確認だけしてみるのが正解です。

狙い目の時期は、だいたい決まっている

過去のキャンペーンを見ていると、Amazonの大型セールと連動する傾向があります。

プライムデー(6〜7月ごろ)、プライム感謝祭(9〜10月ごろ)、ブラックフライデー(11月ごろ)、年末年始、新生活シーズン(3月)、ゴールデンウィーク。このあたりに「3か月無料」や「3か月99円」といった大きめのオファーが出やすいです。

急ぎでなければセール待ちもアリですが、条件が「過去一定期間にキャンペーンを使っていない人」だったりするので、待てば必ず得するとも限りません。そもそもいま自分にいくらで出ているかを見てから決めたほうが早いです。あと、Kindle端末やFireタブレットを買うときに3か月分がついてくるオプションもあります。

登録は3分。でも解約はアプリからできません

登録はスマホだけで完結します。登録ページからボタンを押して支払い方法を確認するだけ。専用端末はいりません。私はいまだにスマホとiPadだけで読んでます。

問題は解約です。ここだけ先に知っておいてください。

ブラウザからしか解約できない仕様

Kindle Unlimitedは、KindleアプリやAmazonショッピングアプリの中から解約できません。SafariやChromeなどのブラウザでAmazonにログインして、アカウントサービスからKindle Unlimitedの会員登録を管理するページに行く必要があります。

わざとやってますよね、これも。アプリでワンタップ解約できたら、みんな衝動的に辞めちゃうから。しかも解約ページまで行くと、引き止めの割引オファーが出てくることがあります。したたか。

とはいえ、手順を知っていれば2分で終わります。「アプリを探して見つからなくて諦める」が一番損なので、ブラウザ、と覚えておいてください。

登録直後に解約手続きしても、期間満了まで読める

これは知っておくと気が楽になる仕様です。

Kindle Unlimitedは、いつ解約手続きをしても、次の更新日までは普通に読み放題を使えます。無料体験に登録して当日に解約手続きをしても、体験期間はまるっと使えるということ。

なので私は、自動更新が不安な人には「登録したその日に解約手続きまでやっちゃえば?」と言っています。うっかり課金の事故が起きません。ちなみに月の途中で解約しても日割り返金はないので、辞めるなら更新日ギリギリまで使い切るのが得です。

夫とアカウントを共有している人は、ここだけ読んで

これ、他のレビュー記事にはあまり書かれていないんですが、家族でAmazonアカウントを共有している家庭はけっこう大事な話です。

閲覧履歴は、解約後も残ります

Kindle Unlimitedは、実際に読んだ本だけでなく、詳細ページを開いただけの本も履歴として記録します。そしてこの履歴は、解約したあともアカウントに残り続けます。

つまり、アカウントを家族と共有していると、自分がどんな本を見ていたかが相手に見える可能性があるということ。

我が家は夫とアカウントが別なので問題ないんですが、もし共有していたら、私はたぶん子どもの発達関連の本を開けなかったと思います。あの時期の私は、夫にすら「調べてる」って知られたくなかったので。

履歴はブラウザからコンテンツライブラリにアクセスして手動で消せます。気になる人は、アカウントを分けるか、履歴管理の場所だけ把握しておくと安心です。ちなみにハイライトやメモはクラウドに保存されるので、本が端末から消えてもメモは残ります。

同じ本を同時に開ける端末は6台まで

ログインできる端末数自体には制限がありません。スマホ、タブレット、PC、Kindle端末、好きなだけ登録できます。

ただし、同じ読み放題の本を同時にダウンロードできる端末は、1アカウントで6台程度までという制限があります。それを超えると「ライセンスの制限に達しました」と怒られるので、そのときは使っていない端末からデータを消せばOK。

一般家庭で6台を超えることはまずないと思いますが、夫婦+子ども用タブレットで共有している家は頭の片隅に置いておくといいかも。

他の読み放題と比べてどう?

「結局どれがいいの」問題。ここは正直に、Kindle Unlimitedが負けてるところも書きます。

サービス料金(税込)向いている人
Kindle Unlimited月額980円育児本・実用書・小説を幅広くつまみ食いしたい人
Prime Readingプライム会費内まず無料枠で試したい人(対象は約1,000冊、保存は10冊まで)
コミックシーモア読み放題月額780円〜1,480円漫画をとにかく読みたい人
BOOK☆WALKER(MAXコース)月額1,100円KADOKAWA系のラノベ・漫画雑誌が中心の人
楽天マガジン/dマガジン月額597円/580円雑誌だけでいい人。記事検索も優秀

ざっくり言うと、漫画なら専門サービス、雑誌なら雑誌専門、幅広い実用書ならKindle Unlimited。育児本や実用書を探すなら、ここは素直にKindle Unlimitedが強いです。

あと意外と知られていませんが、楽天Koboは日本国内では読み放題プランを提供していません。楽天経済圏の人でも、読み放題という目的だとKindle一択になります。ポイント目的で1冊ずつ買うなら楽天Kobo、という住み分けですね。

すでにAmazonプライム会員なら、まずPrime Readingを開いてみるのもアリです。追加料金ゼロで対象作品が読めるので、「電子書籍で本当に読めるのか」の実験ができます。物足りなくなったらKindle Unlimitedへ、という順番が失敗しにくいと思います。

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よくある質問

オフラインでも読めますか

ダウンロードしておけば機内モードでも読めます。新幹線や飛行機の中、電波の弱い病院の待合室でも大丈夫。子連れ移動のお守りとして、事前に数冊落としておくのがおすすめです。

子どものタブレットでも読めますか

同じアカウントでログインすれば読めます。ただし閲覧履歴が共有されるので、そこだけ気をつけて。子ども向けの絵本も読み放題対象にありますが、対象作品は入れ替わります。

解約したら、読んでいた本はどうなりますか

利用終了日を過ぎると自動で返却されて、開けなくなります。表紙アイコンは残ることがありますが、中身は読めません。普通に購入したKindle本は影響を受けません。

スマホだけで使えますか

使えます。専用端末は不要。私はスマホとタブレットだけで1年以上使っています。目が疲れる方はKindle端末が快適ですが、まずはスマホで試してからでいいと思います。

無料体験は誰でも使えますか

過去に体験やキャンペーンを利用していると対象外になることがあります。自分が対象かどうかは、こちらのページを開けば表示されます。

まとめ:980円で「自分の時間」が買えるかどうか

Kindle Unlimitedは、正直、完璧なサービスではありません。

漫画は1巻で止まるし、置けるのは20冊までだし、読みたい本を探すのにひと手間かかるし、解約はブラウザからしかできない。ここを黙って「最高です」って書くのは、ママ友に対して不誠実だと思うので全部書きました。

そのうえで私が続けている理由は、たぶん本を読むためじゃないです。

夜、子どもが寝たあとにスマホを開いて、誰にも説明しなくていい本を3ページ読んで、「あ、私だけじゃないな」と思って寝る。あの3ページのために月980円払っています。コンビニのコーヒー6杯分で、自分の側に戻れる3分が毎日買える。私の中ではそういう計算になりました。

本棚に育児本が刺さったまま動いていない方、それは意志が弱いからじゃなくて、たぶん形式が合っていないだけです。あなたに必要なのは根性じゃなくて、片手で開ける本かもしれません。

今の自分にどのプランが出ているかは、開いてみないとわからないので、そこだけ確認してみてください。合わなければ、期間内に解約手続きをすれば追加のお金はかかりません。

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この記事を書いた人

HSC(ひといちばい敏感な子)の3歳娘と、5歳長男を育てるママ。
「一生家族でお出かけできない」と絶望していた過去から一転、特性を理解した今では家族旅行も楽しめるように!当ブログでは、敏感な子が笑顔になる「知育玩具・お宿」や、親の心が軽くなる「時短家電・サービス」を本音でレビューしています。

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