「パパ・プレパパ必見!プレゼントキャンペーン」。
この文字列を見た瞬間の私の反応、正直に書きますね。
「はい出た、個人情報と引き換えのアレでしょ」でした。
でもね、景品のラインナップを見て手が止まったんです。チャイルドシート、ベビーカー、電動アシスト自転車、アウトドアワゴン。……全部、我が家が一番しんどかった「お出かけ」の解決策じゃないですか。
うちの娘は3歳。2歳前後の一時期、健診で「様子を見ましょうね」と言われて、私が勝手に検索地獄に落ちていた時期がありました。今は起きてから寝るまで喋り続ける超おしゃべり怪獣ですが、当時いちばん消耗したのが、とにかく外出。人混み、急な予定変更、抱っこ拒否。あの頃の私に「ワゴンかベビーカーがあれば逃げ場が作れる」と教えてあげたい。
というわけで今回は、このキャンペーンについて調べたことを全部書きます。良いところだけでなく、応募前に知っておいたほうがいい注意点も先に。ちなみに私は今回、夫(データ重視の論理派SE)に応募させる方向で動きました。その理由も後半で。
そもそも、ママリのパパ・プレパパ向けキャンペーンって何?
- ママリ(月齢別のQ&Aや育児漫画でおなじみのあのアプリ)が実施している、男性向けのプレゼント企画
- 簡単なアンケートに答えるだけで応募完了。費用は0円、送料もかかりません
- 抽選で豪華景品、さらに応募者全員に命名紙や手形アート用紙などのオリジナルテンプレートがもらえます
ポイントは「パパ・プレパパ向け」と銘打たれているところ。育児系のキャンペーンって、これまでほぼ全部ママ向けだったんですよね。おむつ、ミルク、ベビー服。もちろんありがたいんですが、夫に「これ応募しといて」と言っても、心のどこかで他人事なわけです。
そこにガジェットや自転車が並んでいる企画が出てきた。これはもう、企業側が「パパを本気で引き込みにきてる」ということなんだと思います。実際、応募のためにアンケートを埋める作業って、出産予定日とか子どもの生年月日とかを自分で入力するんですよ。それって、地味に当事者意識のトレーニングでは?
対象になるのはこういう家庭
対象は、日本国内に住んでいて、妊活中・妊娠中、または未就学のお子さんがいる方。つまり「これからパパになる人」も「今まさに育児中のパパ」も両方いけます。
未就学児が対象に入っているのがけっこう大きくて、赤ちゃん期を過ぎた家庭でも応募できます。うちみたいに3歳と5歳でもセーフ。妊婦さん限定の企画に「もう間に合わない」と何度もため息をついてきた私としては、この間口の広さはありがたい限りです。
先に注意点から。応募前に知っておきたい5つのこと
良いことだけ書いて誘導するの、私は嫌なので。デメリットから先に並べます。読んで「無理だな」と思ったら応募しないのが正解です。
1. 当選人数はけっこう少ない
豪華景品は、ものによって当選1名や2名という規模です。応募者数を考えたら、当たる前提で待つのは精神衛生上おすすめしません。
夫にこの話をしたら「期待値を計算すると応募する合理性が薄い」と即答されました。出ました、SEの十八番。ただ、コストが0円で全員もらえる特典が別にある以上、期待値はマイナスにならないよね?と返したら黙りました。勝った。
2. アンケートの答え方で、協賛企業から連絡が来ることがある
ここが一番大事です。
ネット上には「勧誘の電話は来ない」と書いてある記事もありますが、実際に応募した方の報告を見ると、フォームの中に「回答をもとに協賛企業からお電話や資料送付をいたします」という記載があり、ライフスタイル系の質問に答えると保険相談やファイナンシャルプランナーの案内につながる場合があるようです。電話はあったけどしつこくはなかった、という声もあります。
つまり、来る/来ないは答え方で変わる、が実態に近い。案内を受けるかどうか選べる項目もあるので、そこを流し読みせずにチェックすることが最大の自衛になります。詳しくは後半の「応募のコツ」で書きますね。
3. 住所・電話番号・子どもの生年月日を渡すことになる
景品の発送先として必要なので当然ではあるのですが、渡した情報は発送だけに使われるわけではありません。プライバシーポリシーには、マーケティング調査や広告への活用、さらに一部データを通信キャリアのグループ企業と共同利用することが明記されています。
これ、怪しいという話ではなくて、むしろきちんと書いてあるほうが健全です。高額な景品を無料で配れる理由がここにある、という構造の話。私は「まあ、そういうものだよね」と割り切って応募する派ですが、子どもの生年月日を渡すのが引っかかる人は、無理せず見送ってください。ここは価値観の問題なので、正解はひとつじゃないです。
4. 届くまでが長い
協賛企業からのプレゼントは申し込み日から90日以内が目安、抽選プレゼントは抽選期間終了後60日以内が目安とされています。
数か月単位です。「命名紙が欲しいから応募しよう」と出産直前に動くと、たぶん間に合いません。狙うなら妊娠中の早めのタイミングで。私も昔、別の懸賞で申し込んだことを完全に忘れ、届いた箱を見て「これ何……?」と真顔になったことがあります。忘れる前提でいきましょう。
5. アプリのおすすめ記事で、勝手に凹むことがある
これは景品と直接関係ないけれど、当ブログを読んでくれている人には絶対に伝えたい話。
キャンペーンをきっかけにママリのアプリを入れる人も多いと思うのですが、口コミを見ていると、タイムラインやおすすめ記事に発達に関する話題が繰り返し出てきてしんどい、という声が複数あります。一度気になって検索したら、その後ずっと関連記事が流れてくるようになって見るたびに落ち込む、という体験談も。
これ、めちゃくちゃわかります。私も検索履歴に引っ張られて、フィードが不安一色になった時期がありました。アプリが悪いというより、おすすめの仕組みがそういう挙動をするというだけの話なんですが、こちらの心が削れる事実は変わりません。
対策はシンプルで、しんどい時期はアプリを開かない。応募だけ済ませて、情報収集は自分で選んだ場所でやる。私はこれで平和を取り戻しました。
それでも「応募して損はない」と私が思った理由
注意点を5つ並べたうえで、それでも私は応募しました。理由は3つです。
ひとつめ。かかるコストが、3分の入力とちょっとの個人情報だけ。お金は1円も出ません。育児用品って、ちょっと良いものを買おうとすると平気で数万円が飛んでいきますよね。当たらなくても失うものが実質「時間」しかない企画は、リスクとしてかなり軽いほうです。
ふたつめ。応募者全員もらえる特典が、原価がどうとかの話を超えて、後から効いてくるタイプのものだから。これは後述します。
みっつめ。景品のラインナップが、我が家がいちばん苦しんだ「移動」に直撃していたから。これは語ると長くなるので、次の見出しで。
正直、懸賞って当たらないのが基本です。だからこそ「外れても損しない設計になっているか」だけを冷静に見ればいい。この企画は、そこがクリアできていると私は判断しました。
景品が地味に「お出かけが鬼門な家庭」向けだった話
ここからは、私が勝手に熱くなっているパートです。
移動系の景品(チャイルドシート・ベビーカー・電動自転車など)
これまでにこの企画で出ていた景品には、チャイルドシート、海外ブランドのベビーカー、電動アシスト自転車、アウトドアワゴンといった移動グッズが並んでいました。
うちの娘が2歳前後の頃、いちばんの鬼門は移動でした。電車が混んでいる、思っていたルートで行けない、思っていた電車に乗れない。それだけで世界が終わったみたいに泣く時期があったんです。あのときの私を救ってくれたのは、正直、教育系のなにかではなく「物理的に安心して座れる場所」でした。
ベビーカーやワゴンって、うちにとっては移動手段というより避難所だったんですよね。座席がある、屋根の下にいる、いつも同じ乗り物。予定が崩れても、その中は変わらない。それだけで娘の落ち着き方が全然違いました。もちろんこれは我が家の話で、どの子にも当てはまる法則ではないけれど、同じような状況の人には伝わると思っています。
高額で後回しにしがちなカテゴリだからこそ、抽選対象に入っているのはうれしいところです。
ガジェット系の景品(スマートウォッチ・イヤホン)
一見「育児と関係ある?」に見えるスマートウォッチとワイヤレスイヤホン。私はここがいちばん現実的だと思っています。
スマートウォッチは、通知を手元で確認できるのが最大の利点。子どもから目を離せない場面でスマホを取り出すと、その画面に子どもの興味が全部吸われて、結局何もできないまま終わるあの現象、伝わりますでしょうか。手首で済むのは地味にありがたいです。
イヤホンについては、もっと直球な話をします。癇癪や大きな声に一日つきあった日は、親のほうも音に対して限界がきます。夜、耳を塞いで座り込んだ日が私にもありました。通勤の30分だけ静かな世界を作るって、贅沢でもなんでもなくて、翌日ちゃんと優しくいるための整備なんですよ。パパ本人のQOLを上げるアイテムがちゃんと並んでいるのは、企画として理にかなっていると思います。
Amazonギフトカードという最強の逃げ道
3万円分のAmazonギフトカードも景品に含まれていました。個人的には、これがいちばん正直な優しさだと思っています。
というのも、必要なものって家庭ごとに違いすぎるんですよ。うちの娘に効いたグッズが他の子に全く効かないなんてザラでした。感覚の好みも、こだわりのポイントも、その子ごとに違う。だからこそ「好きなものを買っていいよ」という形の景品が、いちばん外れないんです。
物をもらうより自由をもらう。分かる人には深く刺さる設計だと思います。
応募者全員もらえる命名紙・手形アート用紙、正直どう?
抽選と別に、応募者全員がもらえる特典として、命名紙や手形アート用紙などのママリオリジナルテンプレートが用意されています。
これ、聞いた瞬間の感想は「紙ね」だったんですけど、考えを変えました。
うちが発達のことで頭がいっぱいだった時期、私は「できていないこと」ばかり数えていました。言葉が出ない、目が合いにくい、切り替えが苦手。ノートに書いていたのは全部マイナスの記録です。今それを読み返すと、あの頃の自分を抱きしめたくなる。
一方で、記録として残っていていちばん救われたのは、手形と足形でした。数字も評価も何もない、ただ「この日、この大きさで生きていた」という証拠。悩んだ時期の記憶を上書きしてくれるのは、こういう情報量の少ない記録なんだと思います。
だから、これから生まれる家庭にはもちろんですが、今しんどい時期にいる家庭にもすすめたい。抽選が外れても手元に何か残る、というのは応募のハードルを下げる意味でも大きいです。
夫に応募させたら、副産物のほうが大きかった
今回、私は自分では応募せず、夫にやらせました。パパ向け企画だから当然ではあるのですが、狙いはもうひとつありました。
我が家の健診も相談も、これまでほぼ私が一人で行ってきました。夫が非協力的だったわけではなく、単純に情報の入り口が私にしかなかったんです。私が調べ、私が悩み、私が要約して共有する。この構造、けっこうしんどい。
で、アンケートに答えると、否応なく子どもの生年月日とか家庭の状況を自分の手で入力することになるんですよね。それだけで「子どもは今何歳何か月」という感覚が本人の中に入る。実際、夫は応募後に「そろそろ自転車の前乗せ卒業じゃない?」と言い出しました。今までそんなこと一度も言ったことがなかった人が。
正直、キャンペーンの効果と言うと出来すぎた話みたいで気恥ずかしいのですが、育児情報の入り口を夫婦で2つ持つのは、悩みが出てきたときの負荷が全然違います。3分で終わるので、頼んでみる価値はあると思います。「当たったらイヤホンもらえるらしいよ」と言えば、たぶん動きます。うちの夫は動きました。
応募のコツと手順(3分で終わらせる)
流れはとてもシンプルです。
- 応募ページを開いて、気になる景品を選ぶ
- 簡単なアンケートに答える
- 名前・住所・連絡先などを入力して送信
そのうえで、損しないためのコツを4つ置いておきます。
ひとつ。協賛企業からの案内を受けるかどうかの選択欄は、絶対に読んでチェックする。ここを全部オンにすると連絡がまとめて来る可能性があるので、興味のあるものだけに絞るのが賢いです。逆に、保険の見直しを本気で考えている人にとっては良い接点になります。
ふたつ。ドメイン指定受信の設定をしておく。携帯キャリアのセキュリティ設定で確認メールが届かない、というのが定番の事故です。応募前に @mamari.jp を受信できるようにしておきましょう。
みっつ。応募は1人1回まで。二重応募が発覚すると対象外になるので、夫婦で応募するときは「あなたはパパ向け、私はママ向け」と分担するのがきれいです。
よっつ。応募したこと自体をカレンダーにメモする。数か月後に届くので、忘れると宅配ボックスの前で首をかしげます(経験者)。
よくある質問
まとめ:0円で減るのは3分と、ちょっとの個人情報
長くなったので最後にまとめます。
このキャンペーンの正体は、無料で応募できて、外れても全員に特典があり、当たれば移動系の高額グッズやガジェットが手に入る企画です。当選人数は少なめなので、当てにいくというより「宝くじを0円で1枚持っておく」くらいの気持ちがちょうどいいと思います。
注意点は、アンケートの答え方によって協賛企業からの連絡があり得ること、そして住所や子どもの生年月日といった情報を渡すことになること。この2点が許容できるなら、応募して損はしない設計だと私は判断しました。
そして、これは私の個人的な気持ちですが。発達のことで頭がいっぱいだった時期の私に足りなかったのは、正しい情報でも便利グッズでもなく、「一緒に考える人」でした。夫に3分の入力を頼むことが、その入り口になるなら、それだけで応募した意味はあると思っています。
応募期間や景品内容は変わることがあるので、最新情報は公式ページでご確認ください。今日の3分が、数か月後にちょっといい箱になって届くかもしれません。