時っ感タイマー時計プラスの口コミ|発達グレー娘に効いた理由

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「あと10分でごはんだよー」

この言葉が我が家で通じた記憶、一度もありません。

10分後に見に行くと、娘はまだアンパンマンと一緒に踊っているし、息子は謎に靴下を片方だけ履いた状態で止まっている。そして私は「さっき言ったよね!?」と、我が家の壁に向かって叫ぶことになります。壁は何も答えてくれません。

39歳、フルタイムワーママのハルママです。上に5歳の息子(仏かと思うほど優しい)、下に3歳の娘(元発達グレー、現在は口が達者すぎて夫が押され気味)がいます。

そんな我が家に導入して、私が「早くして」と言う回数が体感で半分以下になったのが、ソニックの時っ感タイマー 時計プラス(LV-3521)でした。

ただ、いいことばかり書く記事は信用できないと私は思っているので、先にダメなところから全部書きます。ここを読んで「うちには無理」と思ったら、買わない方がいいです。本気で。

目次

正直に言います。時計プラスの残念なところ5つ

先に言い訳しておくと、私はこの商品が大好きです。大好きなんですが、4,950円(税込・メーカー希望小売価格)を出す前に知っておいてほしいことが5つあります。

とくに「落下」と「音」の2つは、買った後に「聞いてないよ!」となる人が一定数いるポイントです。ネットの口コミを片っ端から読んで、さらにメーカーのサポート規定まで確認して、我が家の1年ちょっとの使用感と突き合わせた結果を並べます。

読み飛ばしたい人のために結論だけ言うと、雑に扱う子と、音に敏感な子には向きません。逆にそこがクリアできるなら、これ以上ないくらい優秀です。

落とすと本当に壊れる。しかも保証は6ヶ月

これが最大の弱点です。素材はABS樹脂で、重さは電池入れて約250g。軽くて子どもが自分で持ち運べるのが売りなんですが、その「持ち運べる」が仇になります。

床に落とすと、ダイヤルを回しても色フィルムが出てこなくなる、という故障が口コミでかなりの数報告されています。中でギアが噛み合わなくなったり、フィルムが折れたりするみたいですね。

そしてソニックの保証期間は購入日から6ヶ月。落下は基本的に過失なので有償修理です。しかも「購入から1年以上経ったものは精密機器なので修理不可」と言われた人もいるようで、実質的には壊れたら買い替えコースになります。

我が家は「これはリビングの定位置から動かさない」という家族ルールを最初に作りました。娘が持ち歩こうとしたら全力で止めます。母、必死です。

静音設計なのに「カチカチ鳴る」と言う人がいる謎

メーカーはW静音作動設計、つまりタイマー側も時計側も駆動音を抑えていると言っています。実際、我が家では気になったことがありません。

でも口コミには「タイマーをかけると秒針のカチカチが鳴り出す」「カチカチが煩わしくて捨てた」という声が普通にあります。真逆すぎて最初は混乱しました。

これ、たぶん嘘をついている人はどちらにもいなくて、単純に音に対する感じ方の個人差だと思っています。アナログの機構なので、絶対無音ではないんですよ。「一般的な生活音の中では気にならないレベル」ではあるけれど、静けさを求めている人の耳には拾われる。

なので、聴覚に敏感なお子さんや、絶対無音がいい受験生には、同じトキ・サポシリーズの光ってお知らせるデジタルタイマー(LVH-7903など)の方が確実です。駆動部がないので物理的に音が出ません。

ダイヤルにロックがない=無音で延長される

これは知恵がついてきた子を持つご家庭への警告です。

この商品、子どもが自分で回せることを優先しているので、ダイヤルにロック機構がありません。つまり、親が見ていない隙にくるっと回せば、無音で残り時間を延長できます。

口コミにも「手の届かない場所に置かないと勝手に延長される」「無音でサッと変えられるので知恵の働く子は要注意」とあって、これは設計上どうにもならない部分です。

我が家は5歳の息子が仏なのでまだ発覚していませんが、3歳の娘が小学生になったら絶対やると思っています。あの子は絶対やる。母の勘です。

電池は単3。なのに単4と書いてある店がある

地味に大事な話です。LV-3521の正しい電源は単3形乾電池2本です。ソニック公式の仕様書にそう書いてあります。

ところが一部の通販サイトの商品説明で「単4乾電池2本」と誤記されているケースがあります。届いてから単4を買いに走る羽目になるので、購入前に単3を用意しておいてください。私は一度これで無駄足を踏みました。

単体モデルより2倍以上高い

時計がついていない時っ感タイマー10cm(LV-3062など)は、実売2,000円台で買えます。対して時計プラスは希望小売価格4,950円、実売でも3,300円〜4,700円あたり。

「時計いらないな」と思う人は素直に単体モデルの方が安くて軽くてコンパクトです。多機能なほど壊れる箇所も増えますしね。

この条件に当てはまる人は、買わなくて大丈夫です

デメリットを踏まえて、正直に線引きします。私はママ友に微妙なものを勧めたくないので。

買わない方がいい人は、まずお子さんが2〜3歳で時計に全く興味がない場合。この年齢だと色の減り方だけで十分で、隣に時計があると情報が増えて逆に分かりにくくなります。単体モデルで足ります。

次に、音への感覚が敏感なお子さん。前述の通りアナログ機構の微細な音があるので、そこがトリガーになる可能性があります。デジタルの光ってお知らせタイプを選んでください。

そして、お子さんがモノを投げる・落とす時期の場合。6ヶ月保証と修理不可リスクを考えると、5,000円が消える可能性が高すぎます。あと1年待った方が精神衛生上いいです。

最後に、家に大きくて見やすい時計がすでにある場合。時計機能に払う差額の価値が薄れます。

逆に言うと、これ以外の人にはかなり自信を持っておすすめできます。

それでも我が家が時計プラスを選んだ理由は「目線」でした

ここが他の比較記事とちょっと違う話になります。

ネットを見ると「時計プラスじゃなくて単体モデルがおすすめ」という結論の記事が多いんです。シンプルな方が気が散らない、という理由で。それも一理あります。

でも我が家がタイマー単体を使っていた時期、こういうことが頻発しました。

「あと何分?」と聞かれてタイマーを見る。次に「今何時?」と聞かれて壁の時計を見る。その顔を上げた0.5秒の間に、子どもの視界にテレビが入る。終了。集中が消えます。

この視線が動く瞬間の隙が、我が家では致命的でした。子どもって、目線が動いたところに世界が切り替わるんですよね。

時計プラスは、あと何分(相対時間)と今何時(絶対時間)が横並びで同じ視界に入ります。顔を上げなくていい。この構造だけで、我が家の「気が散る事故」は明確に減りました。

多機能だから壊れやすい、というデメリットを飲んでもここを選んだのは、この一点です。

発達グレーだった娘に効いたのは「色が減る」だけだった

うちの娘は、2歳のころ発達がグレーと言われていました。今は言葉が爆発して普通に生意気ですが、当時は「終わり」が本当に通じませんでした。

「もうおしまいだよ」と言うと大パニック。私も限界で、玄関で一緒に泣いた日があります。あのころの自分に、この記事を渡したい。

時間盲という言葉に、私が救われた話

いろいろ調べていて、時間盲(タイム・ブラインドネス)という言葉を知りました。時間の経過を体の内側で感じ取ることが、そもそも神経的に難しい特性があるんですね。ADHD傾向のある子に多いと言われています。

これを知った瞬間、私、泣きました。

娘はわがままで言うことを聞かないんじゃなくて、私が渡している「あと10分」という情報が、あの子の中で意味を持てていなかっただけだったんです。

言葉が悪かったんじゃない。渡し方が合っていなかった。それが分かっただけで、怒る回数が減りました。道具を買う前に、この理解が一番効いたと思っています。

なおこれは医学的な診断の話ではないので、気になる特性があるときは自治体の相談窓口やかかりつけの先生に相談してください。タイマーは治療でも訓練でもなく、あくまで生活を楽にする道具です。ここは正直に書いておきます。

視覚優位な子に、数字のカウントダウンは難しい

もうひとつ効いたのが、時間の見せ方でした。

デジタルタイマーは「05:00」が「04:59」になる、という記号の変化です。これを理解するには、数字が読めて、その数字が減るという概念が分かって、それが自分の行動と結びついている必要があります。ハードル、高すぎませんか。

時っ感タイマーは、色のついた面積が物理的に減るだけ。「色がなくなったら終わり」以上の理解が要りません。パッと見て分かる。

口コミにも「数字が理解できていない視覚優位な子にデジタルは難しいけど、これなら色が減るのが目で見えるから気づける」という声があって、まさにそれでした。

娘は今、自分でダイヤルを回して「これがなくなったらおしまいね」と自分に言い聞かせています。3歳児が自分と交渉している姿は、なかなか面白いです。

年長の息子には「今何時」と「あと何分」の合体が効いた

5歳の息子は来年小学生です。ちょうど時計に興味が出てきた時期で、こっちには時計プラスがドンピシャでした。

「長い針が6のところに行ったらお風呂」と言われても、6がどこにあるのか探している間に興味が切れる。でもタイマーで「あと15分」を色で見せながら、隣の時計で「この形になったらね」と両方見せると、腹落ちの速度が違います。

相対的な時間量の感覚を先に体で覚えて、そこに絶対的な時刻をあとから重ねる。この順番が自然にできるのが、2画面の強みでした。

あと付属品が意外と使えます。タイマー式学習法のガイドブックと生活リズム表がついてくるので、朝起きる時間から寝る時間までを一枚に書き出しました。冷蔵庫に貼っています。息子は自分でシールを貼るのが嬉しいらしく、私が何も言わなくても動く日が増えました。

内部リンク:小学校入学準備で買ってよかったもの → /465/

データ重視の夫を3行で落とした話

我が家の夫はSEで、感情ではなく数字で動く人間です。「なんかいい感じ」では絶対に財布を出しません。

なので私はこう言いました。

「私が『早くして』と言う回数が1日20回。1回あたり親子でだいたい1分ロスするから20分。それが毎日で、年間で約120時間。5,000円で120時間買えるなら時給42円だけど、その120時間は夫と私の機嫌の悪さも含んでる」

夫は3秒黙って「買っていいよ」と言いました。

もし同じタイプのパートナーをお持ちなら、怒っている時間を数字にして渡すのが一番早いです。育児グッズの費用対効果って、子どもへの効果じゃなくて親のメンタル維持コストで計算した方が説得力が出ます。

何歳から?我が家の3歳と5歳の使い分け

口コミを見ていると2歳から使っているご家庭もありますが、我が家の実感としてはこんな感じです。

2〜3歳は、色が減るのを見て「もう終わりが近い」と察するところまで。時計部分は完全に無視されます。この年齢だけなら単体モデルで十分です。

4〜5歳になると、自分でダイヤルを回して自分で終わりを決めるようになります。ここで自己コントロールの感覚が育つのが大きくて、親が命令しなくなるぶん、素直に従ってくれる確率が上がります。

小学校低学年からは、時計と組み合わせてスケジュール全体を管理するフェーズ。時計プラスの本領はここです。

つまり時計プラスは、3歳から小学生まで長く使えるモデル。逆に「今3歳、今すぐ困っている」なら安い単体でも問題ありません。我が家は上の子基準で買って、下の子も勝手に使い始めた、という順番でした。

10cm・19cm・デジタルとの違いを比較

トキ・サポシリーズは種類が多くて迷うので、選び方だけ整理します。

モデル特徴向いている人
時っ感タイマー 10cmタイマー単体・コンパクト・安いまず試したい/机が狭い/2〜3歳
時っ感タイマー 19cm大型・裏面マグネットで壁掛け可離れた場所から見せたい/リビングの壁
時計プラス(LV-3521)タイマー+アナログ時計・アラームとスヌーズ付き時計も覚えさせたい/視線移動を減らしたい
デジタル 光ってお知らせ音なし設定可・光でお知らせ・カウントアップ機能音がNGな環境/聴覚に敏感な子

時計プラスの基本スペックは、サイズが幅192×高さ102×奥行51mm、重さ約250g、最大60分計、電源は単3形2本。アラームは音量2段階(約55dB/約65dB)、鳴動時間も3秒と60秒で切り替えられて、スヌーズは約4分間隔です。夜の寝室でも日中のリビングでも使えるのはありがたいです。

内部リンク:リビング学習を続けるために揃えたもの → /612/

買うならどこが安い?我が家は楽天でした

実売価格は店によってけっこう振れます。家電量販店系のECだと4,000円前後、楽天やYahoo!ショッピングの文具店・生活雑貨店だと3,300円台から4,700円台まで幅があります。

我が家は楽天で買いました。理由はポイント還元が乗るぶん実質価格が下がるのと、送料無料の店が選べるからです。あと介護・福祉用品を扱っているお店が発達支援の文脈で扱っていることがあって、そういう店だと価格がかなり攻めていることがあります。

購入前のチェックポイントは3つ。単3電池対応か(単4と誤記している店があります)、色(ミントブルーとアイボリー)、そして送料です。買い物かごに入れてから送料で萎えるやつ、私は何度もやりました。

よくある質問

時っ感タイマーと時計プラス、どっちを買えばいいですか。

時計を覚えさせたい、または視線移動で気が散るタイプなら時計プラス。とにかく安く試したい、2〜3歳だけで使うなら単体です。

本当に壊れやすいですか。

落とせば壊れます。落とさなければ我が家は1年以上元気です。定位置を決めて動かさないルールにするのが一番の対策でした。

音は本当に静かですか。

我が家では気になりません。ただ感じ方に個人差が大きい部分なので、音に敏感なお子さんはデジタルモデルを選んでください。

発達グレーの子に効果はありますか。

我が家では明確に助けになりました。ただ個々の特性によるので、専門の相談機関で相談しながら道具のひとつとして試すのがいいと思います。

まとめ|怒る回数が減ったなら、それはもう元が取れてる

最後にもう一度、正直な話をまとめます。

落とすと壊れます。保証は6ヶ月です。ダイヤルにロックがないので賢い子は延長します。音の感じ方には個人差があります。単体モデルより高いです。

それでも我が家がこれを手放さない理由は、「早くして」と言わなくなった自分がわりと好きだからです。

娘が自分でダイヤルを回して、色がなくなるのを見て、「はい、おしまい」と自分でテレビを消す。あの瞬間、あの子は自分の時間を自分で持っているんだなと思います。私が20回怒って作っていたものが、色の面積で代わりに済んでしまった。

正直、母としてちょっと悔しい。でもそれ以上に、めちゃくちゃ楽です。

限界ワーママの皆さん、5,000円で怒る回数が半分になるなら、それは投資です。まずは単体モデルで試して、良さそうなら時計プラスに買い替えでも全然いいと思います。

我が家のリビングでは今日も、色が減っていくのを娘が真剣に見つめています。私はその横で、ようやく座って麦茶を飲めています。

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この記事を書いた人

HSC(ひといちばい敏感な子)の3歳娘と、5歳長男を育てるママ。
「一生家族でお出かけできない」と絶望していた過去から一転、特性を理解した今では家族旅行も楽しめるように!当ブログでは、敏感な子が笑顔になる「知育玩具・お宿」や、親の心が軽くなる「時短家電・サービス」を本音でレビューしています。

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