誰にも言えない発達グレー育児の孤独。Kimochiを夫と検討した記録

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※Kimochiは医療行為・診断・治療を目的としたサービスではありません。強い落ち込みや不眠が続いている場合は、精神科・心療内科の受診を優先してください。

夜21時32分。
子ども2人を寝かしつけて、リビングに戻ってきて、床に座ったまま10分くらい動けませんでした。

洗い物は残ってる。保育園の連絡帳も書いてない。明日の資料も途中。
でも体が動かないんです。しんどいのは分かってるのに、何がしんどいのか自分でも説明できない。この状態、伝わる人いますか。

我が家の3歳の娘は、1歳半健診で言葉のことを指摘されて、2歳から市の発達相談と親子教室に通っていました。いわゆる発達グレーと呼ばれるゾーンです。今はもう本当によく喋る、なんなら喋りすぎて私が黙ってほしいと思うレベルなんですが、あの1年半、一番しんどかったのは娘じゃなくて私だったと思います。

そして誰にも言えなかった。
実母には「あんたも遅かったから大丈夫」で終わらされ、ママ友には言えるわけがなく、夫は「専門家がそう言うなら様子見でよくない?」で会話終了。

そんな時期に見つけたのが、公認心理師に月額で相談できるKimochiというオンラインカウンセリングでした。結論から言うと、申し込みボタンの前で1週間悩みました。理由は月額と、あの縛りです。

その1週間で調べ尽くしたことを、全部置いていきます。

まずは無料の範囲だけ見てみたい人はこちらから→ オンラインカウンセリング「Kimochi」

結論:Kimochiは「今夜だけ愚痴りたい人」には向いていません

先に向いていない人から書きます。ここで「あ、私じゃないわ」と思ったら、時間を無駄にしなくて済むので。

向いていないのは、今夜だけ吐き出したい人。Kimochiは月額のサブスク型で、しかもプランごとに最低登録期間があります。ワンコインで1回だけ、みたいな使い方はできません。深夜に突発的に誰かと話したいなら、分単位で課金できる別のサービスのほうが確実に合っています。

それから、子どもの発達についての診断や見立てが欲しい人。Kimochiは医療行為をしないと明言しているサービスなので、検査も診断も薬の処方もありません。ここを期待して申し込むと、100%ミスマッチです。

逆に向いているのは、子どものことじゃなくて自分の気持ちを、数ヶ月かけて整理したい人。私はまさにこれでした。

Kimochiで正直しんどいと思った5つのこと

良いところより先に、私が調べていて「うっ」となった部分を全部書きます。ここを飲み込めるかどうかが全てです。

最低登録期間があるから「1回お試し」ができない

これが最大のハードルです。月1回30分のととのいプランは最低4ヶ月、月2回のびのびプランは2ヶ月、月4回じっくりプランは1ヶ月の継続が必要で、その期間中は原則解約できません。

「合わなかったら1回で辞める」ができない。これはもう仕様です。カウンセリングは効果が安定するまでに十数回かかると言われているので、運営側が意図的に継続前提の設計にしているんですね。理屈は分かる。分かるけど財布は痛い。

予約変更は24時間前まで。子どもの発熱と相性が悪い

キャンセルや変更はセッション開始の24時間前まで。直前キャンセルや15分以上の遅刻は、予約枠を消化した扱いになります。

わが家、2月に子どもの発熱で予定が5つ吹き飛びました。育児中の予定は24時間前どころか2時間前に崩壊する。ここは正直、いちばん覚悟が必要なポイントです。

使わなかった月の繰り越しはナシ、日割り返金もナシ

未利用のセッションを翌月に持ち越すことは原則できません。解約するときも日割り計算での返金は行われず、自分でマイページから更新日の前日までに手続きする必要があります。運営が代行してくれるタイプではありません。

ココポ(ポイント)には有効期限がある

サービス内のポイント「ココポ」は、最後に獲得した日から180日で失効。解約した場合は解約日から30日後に全部消えます。ポイント貯めておこう作戦は通用しません。

保険適用外なので全額自腹

心療内科と違って健康保険は使えません。医療費控除の対象にもならないので、家計の中で「自分のケア費」として枠を作る覚悟が必要です。

以上、5つ。しんどい。でも私はこれを全部読んだ上で、それでも検討を続けました。

それでも私が申し込みを検討した理由は「親の話を聞いてくれる場所」がなかったから

これに気づいたとき、ちょっと泣きました。

発達相談、行きましたよ。市の窓口、園の面談、親子教室、全部行きました。すごくありがたかったし、先生方は本当に丁寧でした。

でも、全部の主語が子どもなんです。

「最近お家ではどうですか」も、聞かれているのは娘の様子。私が「実は昨日、娘に怒鳴ってしまって」と言ったところで、返ってくるのは娘への関わり方のアドバイス。それが正しいのは分かってる。私が求めてるのはそこじゃない、とも言えない。

子どもの支援窓口はある。親のメンタルの置き場所がない。この構造にずっとモヤモヤしていました。

ちなみにKimochiの運営会社が出している調査では、30代の悩み保有率が94.2%で全世代トップ。結婚・出産・育児・キャリアが全部同時に来る年代だからだそうです。うん、知ってた。体感でとっくに知ってた。

つまり私が病んでるんじゃなくて、この年代がだいたい限界なんですよ。安心してください、みんなしんどい。

発達グレー育児の親にKimochiが向いていると思った4つの理由

ここは「子どもの発達に効く」という話では一切ありません。親が話しやすい環境として、という視点だけで書きます。

顔出しナシ・音声だけでOK(泣いても大丈夫)

カメラをオフにした音声のみの通話が可能で、本名不要のニックネーム利用もできます。これ、地味に見えて最重要でした。

泣くと思ったんですよ、私。1年半溜め込んだものを他人に話したら絶対泣く。すっぴん部屋着で鼻水垂らしながら喋る姿を、初対面の人に見せなくていい。この一点で心理的ハードルが半分になりました。

運営の別調査では、ストレスが溜まったときに「どこにも行きたくない」と答えた人が21.2%、行動としては「寝る・横になる」が54.3%で圧倒的1位だそうです。疲れきってる人間は、外に出て相談室に行くという工程自体が無理。ベッドから相談できるって、そういう人のための設計なんだなと納得しました。

24時間予約可・夜間や土日も対応

予約はスマホから24時間できて、最短で当日、平日夜間や土日祝も対応しています。療育と通院で平日の枠が全部埋まっている家庭には、これしか選択肢がない。

本名不要のニックネーム利用

これは正直な本音を書きます。園やママ友のコミュニティに「あそこのママ、カウンセリング通ってるらしい」と伝わるのが怖かった。怖いと思う自分が嫌だったけど、怖かった。匿名で使えるという条件は、こういうしょうもない見栄も守ってくれます。

全員が国家資格保持者だから「誰を選ぶか」で迷わない

在籍カウンセラーは全員が公認心理師または臨床心理士。採用通過率は10%程度で、カウンセリング経験300時間以上が応募要件だそうです。

正直、他社のカウンセラー一覧を見たとき「この資格とこの資格、どっちがすごいの?」で私はもう脱落していました。資格が一本化されていると、選ぶ基準が「話しやすそうか」だけになる。疲れてる人間に選択肢を出すな、というのは本当にそう。

夫の温度差問題にはKimochi Pairという裏技があった

我が家の夫は、データがないと動かないタイプのSEです。悪い人じゃない。ただ「不安」という単語を数値で提出できないと処理してくれない。

「私がしんどい」と言うと「具体的に何が?」と返ってくる。具体的に言えないからしんどいんだよ、を説明するのに毎回30分かかって余計に疲れる。この無限ループ、うちだけじゃないと思うんですよ。

Kimochiにはペアカウンセリング(Kimochi Pair)というプランがあって、夫婦やカップル、親子など2名に対して1名の公認心理師が入ってくれます。1つのプラン登録で2名が受講できて、月1回のほっとプラン、月2回のゆったりプラン、月4回のしっかりプランの3種類。中学生以上なら親子でも受けられるそうです。

つまり、あの人を第三者の前に座らせられる。

夫婦だけで話すと絶対に感情論になるやつが、中立の専門家がいるだけで会話として成立する。これは我が家の場合、単体プランより価値が高いと判断しました。夫にはこう説明しました。「これは私のケアじゃなくて、家庭の運用改善のミーティングだから」。通りました。ちょろい。

料金プランを「実質いくら?」で計算し直しました

月額だけ見ると安く見えるので、最低登録期間まで払い切った場合の総額で計算します。

プラン頻度初月(税込)次月以降最低期間期間内の実質総額
ととのい月1回・30分3,278円4,840円4ヶ月約17,798円
のびのび月2回・60分7,678円10,978円2ヶ月約18,656円
じっくり月4回・60分15,180円21,978円1ヶ月15,180円

こうやって並べると面白いことに気づきます。どのプランも、最初に出ていくお金は2万円弱でだいたい揃うんです。

そして1回あたりの単価は、60分でおよそ5,489円前後。対面カウンセリングの相場は50〜60分で8,000円から15,000円と言われているので、単価だけ見れば確かに安い。一括払いで1〜2ヶ月分が無料になる年割もあります。

私の結論はこうでした。月1回のととのいプランは、単価は安いけど4ヶ月縛りで話が途切れる。同じ2万円を出すなら、のびのびプランで2ヶ月集中したほうが自分は納得できる。飲み会2回分だと思うことにしました。行ってないけど。

金額は変わることがあるので、申し込む前に必ず公式で確認してください

他のオンラインカウンセリングと比べてどう?

正直に書きます。試したいだけならKimochiじゃないです。

サービス料金の主軸1回の目安資格要件向いている人
Kimochi月額制・最低期間あり約4,840〜5,494円公認心理師・臨床心理士のみ数ヶ月かけて腰を据えたい人
うららか相談室都度購入・回数券約5,280円臨床心理士、公認心理師、社会福祉士などまず1回だけ試したい人
cotree都度購入・回数券/月額約5,500円(45分)臨床心理士、公認心理師など話すと書くを使い分けたい人
エキサイトお悩み相談室1分単位の従量課金約165〜330円/分カウンセラーにより異なる今夜すぐ吐き出したい人
Unlace定額制・チャット中心アプリ内課金公認心理師、臨床心理士など文字でやり取りしたい人

Kimochiは「今すぐ」「1回だけ」というニーズを意図的に捨てて、継続前提の本格的なカウンセリングに寄せているサービスです。だから縛りがある。裏を返せば、そこが合う人には他社が代替になりません。

ちなみにKimochiにも文字でやり取りするLINEチャットカウンセリング(β版)があります。クライアントの1通とカウンセラーの1返信を1往復として数え、返信は原則24時間以内が目標。喋る時間すら確保できない時期の親には、こちらのほうが現実的かもしれません。

ここは絶対に押さえて。Kimochiでできないこと

大事なので改めて書きます。

Kimochiは医療行為・診断・治療を目的としたサービスではないと明記されています。病名の診断も、薬の処方もありません。子どもの発達検査もできません。健康保険は使えず全額自己負担です。

そして、重い落ち込みが続いている場合や、自分を傷つけたくなるような気持ちがあるときは、カウンセリングより先に精神科・心療内科です。Kimochiの公認心理師も、そうしたケースでは抱え込まずに医療機関へつなぐ方針を取っているとされています。この線引きをはっきりさせているサービスは、私はむしろ信頼できると思いました。

あと念のため。この記事で書いた発達グレーという言葉は医学的な診断名ではなく、あくまで我が家がそう呼んでいた時期の話です。お子さんのことで気になることがあるなら、私のブログではなく自治体の相談窓口か小児科へ。そこは本当にプロに任せてください。

よくある質問

解約は自分でできる?

はい。運営による代行はなく、マイページのプラン管理から更新日の前日までに自分で手続きします。日割り返金はありません。

話すことがなくても大丈夫?

私が一番心配だったのがこれです。Kimochiには10問の質問に答えるマッチング診断があり、15〜20分の無料マッチング相談も用意されています。まず「何を話したいかも分からない」状態を相談する場として使えるようです。

子どもを同席させてもいい?

ペアカウンセリングは中学生以上であれば親子で受講可能とされています。未就学児がいる場合は、寝かしつけ後の夜間枠を取るのが現実的です。

チャットだけで相談できる?

LINEチャットカウンセリング(β版)があります。1週間、2週間、1ヶ月ごとに更新されるプランが用意されています。

途中でカウンセラーを変えられる?

変更に関する運用は公式のFAQで確認してください。マッチング相談の段階で相性を確かめられる設計になっています。

効果が出るまでどれくらい?

一般にカウンセリングは効果が安定するまでに複数回のセッションが必要とされており、Kimochiの最低登録期間もその考え方に基づいて設定されています。1回で劇的に変わるものとして期待しないほうが健全です。

まとめ:親の限界は、子どもより先に来る

娘は今、私が家事をしている横で延々と喋り続けています。「ママ、これなに」「これは」「なんで」の無限ループ。あの頃あんなに言葉を待っていたのに、今は静かにしてほしいと思っている。母親って本当に勝手ですね。

でも、あの1年半を思い出すと胸が詰まります。しんどかったのは娘の発達じゃなくて、それを一人で抱えていた自分の孤独だった。あのとき誰かに話せていたら、私はもう少し優しい母親でいられたと思う。

自分のケアにお金を払うことは、甘えじゃなくて設備投資です。母親が倒れたらこの家、3日で崩壊しますからね。私が倒れる前提で家計を組むより、倒れないための費用を組んだほうが安い。夫にもそう説明したら、めずらしく黙って頷いていました。

もし今、床に座り込んで動けなくなっている人がいたら。まずは無料の範囲だけ、のぞいてみてください。

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この記事を書いた人

HSC(ひといちばい敏感な子)の3歳娘と、5歳長男を育てるママ。
「一生家族でお出かけできない」と絶望していた過去から一転、特性を理解した今では家族旅行も楽しめるように!当ブログでは、敏感な子が笑顔になる「知育玩具・お宿」や、親の心が軽くなる「時短家電・サービス」を本音でレビューしています。

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