6歳と3歳。まだ宿題すらないのに、私が家庭教師を調べ始めた理由
わが家は年長の息子(仏みたいに優しい)と3歳の娘(現在うるさい)の2人。宿題なんてまだ1ページも出ていません。そんな家の母が、なぜ深夜にオンライン家庭教師のサイトを11タブ開いていたのか。
下の娘、2歳のときに発達グレーかもと言われていました。言葉が出なくて、呼んでも振り向かなくて、1歳半健診のあと半年くらい記憶がありません。今はもう朝から晩まで喋り倒していて、むしろ静かにしてほしいレベルなのですが、あのとき調べまくったクセだけが残りました。
で、気づいたんです。あの時期にいちばん不安だったのは「今どうするか」より「小学校に入ってからどうなるか」だったなと。だったら、困ってから慌てて探すより、元気なうちに選択肢を調べておけばよくない?ということで、今回は発達障害・グレーゾーン専門をうたう「ソウガク」を徹底的に調べました。完全に親の先回り自由研究です。
ソウガクってどんなサービス?発達障害・グレーゾーン専門の家庭教師
ソウガクは、株式会社ソウガク(北海道札幌市)が運営する、発達障害・グレーゾーン専門のオンライン家庭教師です。全国対応で、授業はZoomを使った完全マンツーマン。しかも毎回同じ先生が担当する担任制です。
調べていて一番「お、これは」と思ったのは、専門性が先生個人の経験と勘に丸投げされていないところでした。一般社団法人 発達凸凹アソシエーションという外部の専門機関と連携していて、先生は全員そこの研修を受けています。さらにアセスメントシートで認知特性や行動のクセを分析してから、一人ひとりの指導計画を立てる流れ。
「発達障害に理解があります」と書いてある塾はたくさんあります。でも、どう理解があるのかを説明できるところは本当に少ない。入口の時点でここが違いました。
講師は全員社会人プロ、しかも発達支援の研修修了済み
ソウガクは学生アルバイトを一切採用していません。放課後等デイサービスや児童発達支援事業所での勤務経験者を含む、社会人のプロ講師のみ。全員が発達凸凹アソシエーションの「発達特性理解のための教師研修」と、社内の座学マニュアル研修の両方を修了しています。
発達凸凹アソシエーションのほうも調べてみたら、ユーキャンの「子ども発達支援アドバイザー講座」などを企画から監修まで手がけている団体でした。名前で怪しんだ自分を謝りたい。
1回25分から選べる。集中が切れる前に終わる設計
小学生は25分、中高生は35分の短時間コースがあります。これ、地味に見えて最重要だと思っています。
一般的な家庭教師は1コマ60分や90分が最小単位。でも、集中が5分で切れるタイプの子に「とりあえず60分座って」は無理ゲーです。うちの娘、好きな絵本でも最後まで座っていられません。嫌になる前に終わるから「できた」という記憶だけ残る。この順番が大事なんですよね。
映像授業2,000本とドリル1万問が月謝に込み
授業がない日のために、映像授業2,000本とデジタルドリル1万問が使えるツールが標準でついてきます。追加料金なし。パソコンでもタブレットでもスマホでもOK。
さらに保護者用のアプリもあって、毎回の指導報告が読めるし、担当の先生や本部にチャットで直接相談できます。授業に同席しなくても様子がわかる設計。共働きで授業中に在宅していられない家にはここが効きます。
ソウガクの口コミ・評判を良いところも微妙なところも並べてみた
まず前提として、ソウガクの口コミはまだ件数が少ないです。Googleマップでは高評価がついていますが(2026年3月時点)、レビュー数自体が多くないので、星の数だけで判断するのは早いと思っています。そこは正直に書いておきます。
その上で中身を読むと、共通しているのは「点数が上がった」より「態度が変わった」という声でした。学校の授業以外で勉強したことがなかった小学生が4ヶ月で英検5級に合格して、自分から「次は4級」と言い出した例。知的障害があって数の概念が苦手だったお子さんに、先生が毎回やり方を変えて教えてくれた例。集中が切れそうになっても先生の声かけで戻れるようになった例。
個人的にグッときたのは「理科が得意科目になって、学校で自分から発表できるようになった」という声。オンラインでついた自信が教室まで持ち帰れているの、すごくないですか。
気になる点は、入会金22,000円がかかること(キャンペーン時は免除・割引あり)と、北海道以外では対面指導が選べないこと。あとは全国的な知名度がまだ高くないので、ブランドで安心したいタイプの方には物足りないかもしれません。
料金は結局いくら?学年別・時間別の早見表
月会費も管理費も教師交代費も解約金も0円。初期費用は入会金22,000円(税込)だけという明朗会計です。しかも同じ校種の中なら、学年が上がっても受験生になっても月謝は変わりません。卒業までの教育費が読めるのは、家計管理的にかなり大きいです。
月4回(週1日)の税込月額はこちら。
| 対象学年 | コース | 1回の時間 | 月4回の月額(税込) |
|---|---|---|---|
| 小学生 | 短時間集中 | 25分 | 13,200円 |
| 小学生 | スタンダード | 50分 | 22,000円 |
| 小学生 | アドバンス | 75分 | 29,920円 |
| 中学生 | 短時間集中 | 35分 | 18,480円 |
| 中学生 | スタンダード | 60分 | 26,400円 |
| 中学生 | アドバンス | 75分 | 31,680円 |
| 高校生 | 短時間集中 | 35分 | 21,560円 |
| 高校生 | スタンダード | 60分 | 29,920円 |
| 高校生 | アドバンス | 75分 | 35,640円 |
ざっくり、週1回25分なら月1.3万円台から。週2回コースは月4回コースのちょうど1.8倍なので、1回あたりの単価が10%引きになります。この表を見せたらデータ大好きな夫が電卓を叩き始めて、「時間単価の逓減がちゃんと設計されてる」と満足そうにしていました。はい。最新の金額はキャンペーンで変わることもあるので、申し込み前に公式サイトで確認してくださいね。
発達グレーな子にソウガクが向いていると思う3つの理由
調べていて「これは発達特性のある子向けに本気で設計してるな」と思ったポイントが3つありました。
1つめは、授業の冒頭10分を「今日の流れの説明」と「好きなことのヒアリング+具体的なほめ」に使っていること。見通しが立たないと不安になるタイプの子には、スケジュールの提示が効きます。そして話したい欲が強い子は、先に喋らせてもらえると勉強に入りやすい。うちの娘を見ていると痛いほどわかります。あの子、話を聞いてもらうまで次に進めない人間なので。
2つめは、いきなり苦手から始めないこと。3分の導入ワークで確実に解ける問題を1問やってほめてから、できる単元の演習を経て、やっとチャレンジ授業に進む構造です。自己肯定感を削らずに苦手へ近づける順番になっている。
3つめは、家庭環境の調整までアドバイスしてくれること。音や光、テレビ、ゲームといった注意がそれる刺激を減らす、タイマーで時間を見える化する、机と椅子の高さを確認する。発達特性のある子の学習効率は本人の努力より環境で決まる部分が大きいので、ここに踏み込んでくれるのは心強いです。
何歳から使える?わが家の場合は「息子が小1、娘はまだ先」
ここも正直に書きます。ソウガクの対象は小学1年生から高卒生まで。つまり3歳の娘はまだ対象外です。年長の息子も、入学してからの話になります。
じゃあ今調べたのは無駄だったのかというと、まったくそんなことはなくて。小1の4月から週1回25分で使えると分かっているだけで、入学前のソワソワ度がだいぶ下がりました。「ついていけなかったらどうしよう」が「ついていけなかったらここに相談する」に変わる感じ。保険の存在を知っているかどうかの差です。
実際にわが家が動くとしたら、息子が小1の夏休み明けあたり。学校の様子が見えてきて、本人がしんどそうなら無料体験を申し込む。娘のほうは早くて3年後なので、そのときに料金もサービスも変わっている可能性が高いです。今の情報を鵜呑みにせず、必要になったタイミングでもう一度確認する前提で考えています。
同じように入学前で不安な方、今すぐ契約しなくていいと思います。選択肢の場所だけ覚えて帰ってください。
正直に言う。ソウガクが向いていない家庭もあります
紹介記事で言うことじゃないのかもしれませんが、合わない家庭もあります。先に言っておきます。
短期間で一気に成績を上げたい、難関校のハイレベルな受験対策がしたい、大量の演習をハイペースで回したい。このタイプには向いていません。ソウガクが得意なのは、勉強への拒否感をなくす、さかのぼって基礎を固める、安心できる居場所を作るほうです。
それから、すでに長時間ひとりで勉強できていて、難問の解説だけ効率よく欲しいお子さんにも、たぶんオーバースペック。あと当然ですが、北海道以外で対面訪問を希望する方、キャンペーン期間外に初期費用ゼロで始めたい方も、別の選択肢を探したほうが早いです。
逆に言えば、「まず机に向かえるようにしたい」「怒鳴らずに済む日を増やしたい」が目的なら、ど真ん中。わが家が想定しているのも完全に後者です。
不登校と「出席扱い」の関係、ここは勘違いしやすい
不登校のお子さんの利用も多いサービスなのですが、出席扱いについては誤解しやすいので整理しておきます。
自宅でのICT学習が在籍校で出席扱いになるには、文部科学省が示す7つの要件を満たしたうえで、最終的に校長先生が判断します。ソウガクは、専門家が作ったアセスメントに基づく個別指導計画があり、映像授業とドリルで学習履歴が残り、毎回の指導報告がテキストで残るので、学校に提出する材料としての土台はしっかりあります。
ただし、出席扱い専用窓口や学校提出書類の作成代行をパッケージ化しているサービス(すららやティントルなど)とは立ち位置が違います。ソウガクはあくまで学習と居場所の支援が主軸。
なので、出席扱いを目指すなら、契約前に担任や校長に相談して、「この指導計画と学習データで提出できますか」を学校側とすり合わせておくのが実務上の正解です。ここを後回しにすると、あとで面倒になります。
無料体験は2回。しかも本番の先生が来るのがミソ
ここが個人的にいちばん「わかってるな」と思ったところ。
よくあるのが、体験授業は営業トークの上手い体験専門スタッフ、入会したら別の先生、相性が合わずに終了というパターン。ソウガクは、入会後に実際に担当する予定の先生が無料体験を2回やってくれます。
2回ある理由は、初対面の大人に緊張する子でも相性を見極められるようにするため。警戒心が強いお子さんの場合、1回目を先生と保護者の面談にして、2回目にお子さんの授業をする組み方もできます。これ、初対面で3分固まるタイプの息子には本当にありがたい。
申し込みは公式サイトのフォーム、公式LINE、フリーコール(10時〜20時、日祝休み)から。医師の診断名も療育手帳も不要で、「集中が続かない」「勉強の話をすると喧嘩になる」といった困りごとベースで相談できます。2回目のあとには指導計画のフィードバックがもらえるので、仮に入会しなくても、わが子の得意と苦手の客観的な分析が手に入る。公式FAQにも無理な勧誘は一切ないと明記されています。
よくある質問
診断書や療育手帳は必要ですか?
不要です。「グレーゾーンかもしれない」という段階でも相談できます。むしろ診断がつく前の、親がいちばん迷っている時期にこそ使えるサービスだと思います。
何年生から対象ですか?
小学1年生から高卒生までです。未就学児は対象外なので、年中・年長のうちは情報収集だけしておく形になります。
先生とうまくいかなかったら?
講師交代は回数無制限で無料です。相性が変わったときにお金も気も使わなくていいのは、地味にストレスが減ります。
高い教材を買わされませんか?
原則として無料の学習プリントや提携ICT教材、専門家が作成した推奨教材リストから選んで使います。市販教材を使うのは家庭が希望した場合のみです。
まとめ:お守りを1個持っておくという選択
ソウガクをひとことで言うと、療育レベルの専門性と、一般家庭が続けられる価格帯の間にあった溝を、オンライン特化で埋めにきたサービスです。全員が社会人プロ講師で担任制、アセスメントで特性を見える化、冒頭10分のラポール形成から始まるスモールステップ。塾や家庭教師で一度しんどい思いをした子を、もう一度起動させるための設計になっています。
娘が発達グレーかもと言われていた時期、私がいちばん欲しかったのは解決策じゃなくて「困ったらここに行けばいい」という場所でした。結局その後わが家はおしゃべりモンスターが爆誕して平和に落ち着いたわけですが、あのとき誰かがこういう選択肢を教えてくれていたら、半年ぶん軽かったと思います。
今すぐ使う必要はありません。入学後に困ったときの逃げ道として、名前だけ覚えて帰ってもらえたら十分です。無料体験は2回とも無料で、断っても勧誘はないとのことなので、そのときが来たら遠慮なくどうぞ。