こんばんは、ハルママです。フルタイム勤務で6歳の息子と3歳の娘を育てております。今日も21時に寝かしつけて、そのまま自分も意識を失いかけました。
さて突然ですが、私は下の娘がミルクを飲んでいた頃、深夜3時のキッチンで電気ケトルを睨みながら「この10分、人生から丸ごと削除したい」と本気で思っていました。泣き声、沸騰音、まだ熱い、まだ熱い、まだ熱い。あの湯冷ましの待ち時間、育児界の七不思議の一つだと思っています。
そこで導入したのが浄水型ウォーターサーバーのエブリィフレシャス。気づけばちょうど3年使い切りました。つまり最低利用期間も無事に抜けたということで、今なら解約金の話も遠慮なく書けます。赤ちゃんのミルクに本当に使えるのか、どこがしんどいのか、全部書きます。
結論:ミルク期だけで解約するなら損。3年使う気があるなら神
先に結論から言います。ここだけ読んで帰ってもらっても大丈夫です。
エブリィフレシャスは、赤ちゃんの調乳に関しては文句なしに向いています。理由はシンプルで、厚生労働省が言っている「70℃以上のお湯で溶かす」を、ボタン一つで24時間満たせるから。沸かす時間ゼロ、湯冷ましの待ち時間ほぼゼロ。深夜の授乳が1回2分で終わります。この体感は本当に別世界でした。
ただし、向いていない人もはっきりいます。「粉ミルクを飲む1年だけ借りて、卒乳したら返そう」と考えている人です。このサービスは最低利用期間が3年で、3年未満の解約には一律40,000円の早期解約手数料がかかります。さらに回収費用3,300円も別途。つまり1年で返すつもりなら、月額の安さが解約金でまるごと吹き飛びます。
逆に言えば、ミルクが終わったあとも家族の飲み水、白湯、麦茶、お米、離乳食、水筒の詰め替えと、生活インフラとして3年使い倒す気があるなら、コスパは一気に反転します。うちは3年きっちり使って、今も普通に現役です。判断軸は「安いかどうか」ではなく「3年後の自分もこれを使っていそうか」でした。
赤ちゃんのミルクに使っていい理由は「70℃」にあった
「ウォーターサーバーのお湯でミルクって、大丈夫なの?」というのが最初の不安だと思います。私も夫(データがないと首を縦に振らないSE)に「根拠は?」と真顔で聞かれました。ということで、根拠のほうから書いていきます。
なぜ70℃なのか。サカザキ菌という地味に怖い相手
粉ミルクって、実は完全な無菌ではありません。製造工程や開封後の環境から、クロノバクター・サカザキという菌がごく微量まぎれこむ可能性があるとされています。この菌がなかなかの強者で、乾いた粉ミルクの中では増えないけれど1年以上生き延びるらしいのです。しつこい。
で、免疫がまだ未完成な1歳未満の赤ちゃんが感染すると、重い症状につながることがあると報告されています。だからWHOと厚生労働省が「調乳のお湯は70℃以上を保つこと」と強く推奨しているわけです。60℃くらいだと生き残る可能性が消えない。この70℃という数字、誰かの気分ではなくちゃんと理由のある線でした。
つまり私たちが本当に確認すべきなのは「ウォーターサーバーだから安全か」ではなく「70℃以上のお湯がすぐ出るか」。ここだけなんです。
エコ温水モードが70〜75℃という、あまりにちょうどいい設定
エブリィフレシャスの通常の温水は約80〜85℃。そして電気代を抑えるためのエコ温水モードが、約70〜75℃に保たれる設計になっています。
これ、調乳のためにあるのかなと思うくらいちょうどいい温度なんです。70℃は超えているのでガイドラインはクリア。かつ熱すぎないので、粉ミルクに入っているビフィズス菌やビタミンなど熱に弱い成分を必要以上に壊しにくい。おまけに電気代も節約モード。三方よし。
さらにサーバー内部にはUV-LEDの殺菌機能がついていて、タンクの水に紫外線を自動で照射してくれます。こちらが何もしなくても内部を清潔に保ってくれる仕組みで、ここは正直ありがたかったです。私が管理しなくていい衛生管理は、私の勝ちです。
水の硬度も問題なし。ただし一部の地域は要確認
もう一つ気にしたいのが水の硬度。赤ちゃんの腎臓は大人の半分くらいの働きしかないので、ミネラルが多い硬水は消化器や腎臓に負担をかけることがあります。粉ミルク自体にミネラルが計算して配合されているので、水からの追い足しは不要なんですね。
調乳の目安は硬度60mg/L以下の軟水。日本の水道水はほとんどの地域がこの軟水なので、水道水を原水にするエブリィフレシャスは基本的に問題なしです。ただし浄水器はミネラル自体を取り除くわけではないので、沖縄県や埼玉県熊谷市、千葉県木更津市など硬度が100mg/L前後になる地域の方は、お住まいの水質を一度だけ確認しておくと安心だと思います。
ちなみにカートリッジは5層構造で、除去対象は50種類。残留塩素やカビ臭、総トリハロメタン、溶解性鉛のほか、近年話題のPFASも高濃度の原水で試験して99.9%以上除去できたと公表されています。カルキ臭のする水で作らなくていいだけで、もう気持ちが軽い。
深夜の調乳が10分から2分へ。正直これが全部の価値
安全性の話はここまで。ここからが本題、というか私が課金し続けた理由です。
実際の手順は3ステップだけ
ケトル時代のフローを思い出してみてください。水道水を10分以上沸騰させて、70℃台まで自然冷却するのを待って、粉ミルクを溶かして、流水で人肌まで急冷。平均10〜15分です。その間ずっと泣かれている。あれは修行でした。
エブリィフレシャスにしてからはこうなりました。
- エコ温水を哺乳瓶の規定量の3分の2くらいまで注ぐ(沸かす時間と湯冷ましの待ち時間が消滅)
- 粉ミルクを入れて、くるくる回して溶かす
- 残りの水量を足して、流水に当てて人肌まで冷やす
以上です。スタート地点が70℃台なので、100℃から冷やすのと比べて冷却時間が全然違う。実測データでは1回約2分まで縮むとされていて、うちの体感もだいたいそれくらいでした。
8分の短縮って、文字にすると小さいんです。でも1日6回、365日で計算し始めると桁がおかしくなる。何より「泣かせて待たせている」あの罪悪感から解放されたのが一番でした。深夜に自分の睡眠を削る時間が減るというのは、母の精神衛生に直撃します。
冷水を足して割るのはアリ?ここは正直に書きます
時短を極めたい人が必ずたどり着くのが「お湯で濃いめに溶かして、流水じゃなくて冷水を直接足して温度を下げる」というやり方。ネットでもよく紹介されています。
正直に書きますね。これ、公式には推奨されていません。WHOと厚労省のガイドラインでは、冷却は流水か氷水を使って哺乳瓶の外側から急冷することが指定されています。冷水を直接入れると、菌が熱でしっかり不活化する前に水温が下がってしまうリスクがあるからです。メーカー側も冷水の直接注入は推奨していません。
ただ実態として、やっている人は多いです。そのうえで私が思うのは、やるなら順番を絶対に守ること。必ず70℃以上のお湯で粉ミルクを完全に溶かし切って、熱が通る時間を確保してから、最後の温度調整としてだけ冷水を足す。この順序を崩さない限りはリスクを相当低く抑えられると考えられています。とはいえ公式が非推奨である事実は変わらないので、ここは各家庭の自己判断で。私は「お湯で溶かし切ってから足す」派でした、と書いておきます。
正直に言います。ここがしんどい4つ
良いことばかり書く記事は信用できないので、うちで実際にイラッとしたところを並べます。ここを読んで「無理かも」と思ったなら、それは正しい判断です。
1. 3年縛りと解約金40,000円
最大の落とし穴です。最低利用期間は3年。3年未満で解約すると、使った期間の長短に関係なく一律40,000円の早期解約手数料。プラス回収費用3,300円。
業界的に解約金自体はよくある話(他社は1万〜2万円が多い)ですが、40,000円は高めです。仮に「ミルク期の1年だけ」で契約して解約したら、月3,300円×12ヶ月=39,600円に43,300円が乗ってきます。時短のために課金した金額が倍になる計算。ここは冷静に。
2. 水道水を注ぐ手間。不満ランキング堂々の1位
重いボトルを持ち上げなくていい代わりに、自分で水道水をタンクに注ぎます。利用者100人の調査で不満点の1位が「水道水を注ぐのが手間」で41.7%。数字が正直すぎる。
パスタを茹でて家族の水筒を詰めた直後にタンクが空になり、「使いたいときに出ない」となる瞬間は確かにあります。私は洗い物のついでに注ぐルールにして落ち着きました。
3. 使い放題だけど、フィルターには限界がある
ここ、あまり書かれていないので大事です。カートリッジ交換は年1回の無料配送ですが、これは1日3.3L使用(年間約1200L)の想定。総ろ過水量はliteが1200L、tallとminiは750Lです。
4人家族で毎日6L以上使うと、半年くらいで吸着能力が飽和する可能性があります。その場合は追加カートリッジを4,620円で購入することになり、完全な定額ではなくなります。ガブガブ使う予定の世帯は「1日3.3L」の線を覚えておいてください。
4. タンク洗浄3日に1回という、新しい家事の誕生
内部の殺菌はUV-LEDが自動でやってくれますが、貯水タンク、受け皿トレイ、出水口は自分で洗います。取扱説明書の推奨は、貯水タンクを3日に1度水洗い。
新生児期って哺乳瓶と搾乳器の消毒で手一杯なんですよ。そこに新規タスクが1件追加されるわけで、地味に効きます。口コミでも「タンク内部が凸凹してスポンジが届きにくい」「蓋の接続部に水垢が溜まる」という声があって、うんうんそれそれ、と頷いてしまいました。
やけど対策は?6歳児にも破られないロックでした
赤ちゃんが動き出す生後半年以降、家の中の熱源は全部ハザードになります。90℃近いお湯が出る箱がリビングにあるって、冷静に考えるとなかなかのことです。
チャイルドロックは二段階+自動復帰
エブリィフレシャスの温水を出す手順はこうなっています。まず鍵マークのUNLOCKボタンを2秒長押し、ランプがオレンジに点灯、そのあいだにHOTボタンを長押しして初めてお湯が出る。しかもHOTを押さずに10秒経つと自動でロックに戻ります。
長押し+二段階+自動復帰。この組み合わせなので、赤ちゃんが偶然触った、叩いた、寄りかかった程度では絶対にお湯は出ません。うちの上の子(当時3歳・現在は仏のように優しい6歳)が好奇心で挑んだこともありましたが、無事に敗退していました。
初期設定では温水だけがロック対象ですが、冷水や常温水にもロックをかけられます。うちは水浸し事件を一度やってから冷水もロックしました。設定しておいてよかった機能ランキング、上位です。
稼働音は?夫が気にするので調べました
音に敏感な人は気になるところ。通常の稼働音は約47dBで、図書館や閑静な住宅街と同じくらいのレベル。日常生活で騒音と感じる音量ではないとされています。
ただ口コミには「深夜にブーという振動音が響く」という声もあります。これ、原因の多くが壁に近づけすぎたことによる排熱不良や共振だそうで、壁から15cm以上離すのが対策。あと寝室には置かないこと。キッチンかリビングに置きましょう。せっかく寝た赤ちゃんを機械に起こされたら泣きます、私が。
お金の話:定額制と子育て応援割で月2,840円
宅配水タイプは水を使うほど請求が増えるので、「今この一杯いくらだっけ」という計算が頭から離れません。12Lボトル1本で1,500〜2,000円が相場、家族でフル活用すると月5,000円から10,000円超えもざら。
エブリィフレシャスは水道水が原水なので、かかるのはサーバー代のみの完全定額。tallとminiが月3,300円、liteが2,750円(すべて税込)。水を1杯多く飲んでも追加料金がゼロというのは、家計簿というより気持ちの問題として大きかったです。米を研ぐのにも野菜を洗うのにも躊躇しなくなる。満足点の1位が「定額で使い放題」で55.0%というのも納得です。
さらに子育て世帯向けの子育て応援割があります。妊娠中または小学生以下の子どもがいる家庭が対象で、母子手帳などの書類を出すと2ヶ月目以降の月額から毎月460円引き。他社が未就学児までで終わるところ、こちらは子どもが小学校を卒業する月まで続きます。tallなら月2,840円。長い。ありがたい。
電気代も省エネ機能を使えば月400円台とされています。他社サーバーからの乗り換えなら、他社の解約金を最大16,500円までキャッシュバックするサポートもあります。
機種はどれ?「貯水タンクの容量」だけ見て決めていい
4機種あって迷うと思いますが、育児中の判断軸はほぼ一つです。貯水タンクの容量=1日に何回キッチンを往復するか。ここだけ見てください。
tallは貯水5.7Lの床置き型で月3,300円。温度は6段階あって、調乳用のエコ温水はもちろん、成長後に薬を飲ませるときの常温水、大人のカップ麺やコーヒー用の約90℃の高温水まで揃います。約30cm四方の床スペースが取れるなら、長く使う前提ならこれが無難です。うちもtallでした。
miniは貯水3.3Lの卓上型で月3,300円。カウンターに置けるので賃貸で床が空かない人向け。ただし給水が1日2〜3回ペースになりがちで、常温水と高温水はありません。調乳と冷温水に用途を割り切れる人向けです。
liteは月2,750円で最安なのに貯水6.5Lとシリーズ最大。常温水と高温水がなく、カートリッジの除去物質も32種類(PFASや主要な有害物質は除去可)に留まりますが、安全な調乳に必要なエコ温水は搭載済み。多機能を求めず給水回数を減らしたいなら、これが一番賢い選択になります。
tall+cafeは月3,850円でコーヒーが淹れられるタイプ。産後の自分にご褒美をあげたい人はどうぞ。私は完全に気になっています。
ミルクが終わっても使い道はある(離乳食・幼児期)
3年縛りの話をしたので、その先の使い道も書いておきます。ここを想像できるかどうかが、契約するかどうかの分かれ目だと思うので。
生後5〜6ヶ月の離乳食が始まると、お湯の出番がむしろ増えます。野菜ペーストやおかゆの固さを調整する白湯、フリーズドライのベビーフードの戻し、手作りスープのベース。粉ミルクをお湯で溶いて野菜と混ぜてクリーム煮にしたり、後期はチーズを足してリゾット風にしたり。電気ケトルの前で待つ時間が完全に消えます。
幼児期に入ると、常温水の出番が来ます。冷たい水を嫌がる子の水分補給、粉薬を飲ませるとき、麦茶を急いで冷ましたいとき。うちは今、6歳と3歳が自分で冷水ボタンを押して勝手に水を飲んでいます(ロックは温水だけに戻しました)。朝の水筒詰めもここで完結。
結局のところ、これはミルク作りの道具ではなく水道の隣に立つインフラでした。そう思えたから3年が苦にならなかったのだと思います。
エブリィフレシャスと赤ちゃんのよくある質問
まとめ:3年後の自分と握手できるか、で決めよう
最後に整理します。
エブリィフレシャスが向いているのは、70℃のお湯を待つ時間を人生から削除したい人、水の使用量を気にせず家中で使いたい人、そして子どもが小学生になるまで水のインフラとして使い続ける前提が立つ人。子育て応援割で月2,840円という長期の割引は、ここにきっちり刺さります。
向いていないのは、ミルク期だけの短期で考えている人、水道水を注ぐ作業が絶対に無理な人、タンク洗浄という家事の追加を受け入れられない人。40,000円の解約金は感情では割り引かれないので、ここは論理で判断してください(うちの夫の受け売りです)。
私自身、あの深夜3時のキッチンに戻れと言われたら本気で嫌です。2分で作れる世界を知ってしまったので。完璧な育児は無理でしたが、削れるところを削って寝る時間に変換するのは、たぶん立派な工夫だと思っています。手抜きは正義。今日もお互いなんとか生き延びましょう。